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【アマプラ/映画】来る ※原題:ぼぎわんが来る(2018年公開)

【来る】

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俳優:妻夫木聡、岡田准一 女優:黒木華、松たか子、小松菜奈、柴田理恵

ジャンル

 映画/ジャパンホラー/スリリング

こんな人にオススメ!

  • 生々しいホラーが見たい!
  • 新感覚のジャパンホラーが見たい!
  • 最後までハラハラするストーリー!

キャスト

  • 妻夫木聡(つまぶきさとし)
  • 黒木華(くろきはな)
  • 岡田准一(おかだじゅんいち)
  • 小松菜奈(こまつなな)
  • 松たか子(まつたかこ)
  • 柴田理恵 (しばたりえ)

評価

★★★★☆☆☆
※血や傷口、内臓の描写がはっきり映っています。
苦手な方は視聴を控えてください。

ホラー×エンタメ、
新感覚ジャパンホラー

キャストがとにかく絶妙で、妻夫木聡をはじめ全員がこれ以上ない当たり役です!
ジャパンホラーと言えば、「リング」「着信アリ」「呪怨」のような、ジトっとしてゾクっとする、体の芯からゾワゾワと恐怖が這い上がってくる演出や演技を思い浮かべますよね?
「来る」はその日本の古き良きジャパンホラーを継承しつつ、程よく派手さが加わった見応えのある作品です。

見所は序盤で妻夫木聡と黒木華が演じる「田原夫妻」の結婚式のシーン。「え、お化けが出てからが見所じゃないの?」と思われるかもしれませんが、見て頂ければその理由がお分かりになるかと思います。
演技派な俳優さん達が「自然に気持ち悪い演技」をされているので、最後まで楽しめる映画です。

あらすじ

田原秀樹(妻夫木聡)は妻の香奈(黒木華)、娘の知紗と3人で幸せな毎日を送っていた。だが祖母の死をきっかけに、秀樹は幼い頃に忘れていた「ある出来事」を思い出すが、その思い出はかなり曖昧な部分が多く、肝心な所がぼやけていた。
時を同じくして、秀樹の周りでありえない怪奇現象が次々と起こり始める。途方に暮れた彼は友人で民俗学者の津田(青木崇高)のつてで、ライターの野崎(岡田准一)・キャバ嬢で霊感のある真琴(小松菜奈)に助けを求めるが、田原家に憑いている「何か」は想像を遥かに超えた巨大なモノだった。
困り果てた秀樹に、真琴の姉でユタの琴子(松たか子)から連絡が入る。

感想(ネタバレ含みます)

演出として血や傷口、内臓がはっきり描写されています。
苦手な方は視聴を控えてください。


監督は「告白 」(原作:湊かなえ)でもメガホンを取った「中島哲也」。
松たか子さんも主役として出演していましたね。
キャストもとても豪華で、「妻夫木聡」「黒木華」「青木崇高」「松たか子」など、演技派な方々が揃っています。
特に田原夫妻の結婚式〜怪奇現象が起こるまでの日常生活がとてもリアルで、見ているこちらがかなり不快になります。でもそれがいい。

秀樹の「家庭よりブログが大事なクズ夫っぷり」や「後輩パパに先輩風を吹かせるダサい先輩パパ」を妻夫木さんが自然に演じれば、それを支えるように「育児疲れと夫の無関心でノイローゼになる妻」を黒木さんが演じています。
個人的に好きなのは柴田理恵さんが演じる霊媒師のおばさんです。
怪しい見た目の中にどこか安心できる雰囲気がベストマッチで、これ以上の演者はいないでしょう
演出も大袈裟すぎる箇所が少なく、従来のジャパンホラーに程よく派手さが加えられているので、とても引き込まれます。
他のキャストもハマり役ばかりで、演技に関してはとても満足できました!

ただ、ストーリーは残念な箇所がいくつかありました
①田原家に憑いている「何か」の正体が最後までわからないこと
何となく予想は出来るのですが、最後まで明確な名前が語られる事はなく、「何か」はさまざまな姿で現れるので正体を見ることも叶わず、、、といった感じです。
また、なぜ田原家に憑いているのかも明かされません。
調べたところ原作と異なるストーリーで制作されているようで、原作では「何か」の正体も、憑いている理由もわかるそうです

②さまざまな伏線はあるが、全てが回収されるわけではないこと
例えば、秀樹の同僚が襲われるシーンがありますが、体に咬み傷が出来ます。
しかし、なぜ咬み傷なのかがわからない。
切り傷でも打撲でも骨折でもなく「咬み傷」という特殊すぎる傷なのに。
他にも、赤い靴の秘密や秀樹の思い出に出てきた女の子が誰なのかが最後までわかりません。

ただ、上記のポイントを加味したとしても、この作品は見て損は無いです!
それくらい内容も演出も見応えがあるし面白い!
上演時間は2時間を越しますが、あっという間に感じるほどです。

※勝手に考察すると、原作が「ぼぎわんが来る」なのに対し、映画タイトルは「来る」です。
あえて「ぼぎわん」の部分を削除しているとするなら、映画では最初から「何か」の正体を明かさない前提なのかもしれません。だからタイトルに「ぼぎわん」を入れていないのかな、と考察しています。

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