【アップルtv/映画】ザ・バンカー/The BANKER(2020年公開)
【ザ・バンカー】
ジャンル
映画/ヒューマンドラマ/少しコメディ
こんな人にオススメ!
- 1900年代のBlack Lives Matterについて知れる。
- 黒人の権利獲得に立ち上がる物語!
- 「アメリカンドリーム」が見たい!
評価
★★★★★☆☆
アップルtv+オリジナル作品!
2人の黒人が不動産で人種差別に立ち向かおうとした物語。
黒人も「アメリカンドリーム」を掴む権利を手にできるようにと、奮闘する姿を描く。
この映画の特徴は「実話」を基に制作されたということにあります。
だからこそコメディ要素を含みつつ、当時のBlack Lives Matterを知ることができる映画だと思います。
W主演を「アベンジャーズ」でも共演経験がある「アンソニー・マッキー/サミュエル・L・ジャクソン」が演じており、見応え抜群!
見所は、「中盤でダウンタウンの一等地を買うために、不動産ど素人を一流の不動産投資家に仕立てる訓練」シーン!
終始シリアスという訳では無く、コメディも取り入れられた作品。
おすすめです!
あらすじ
バーナード・S・ギャレットは幼い頃から社会で成功したいと思っていた。
真面目な性格な彼は、靴磨きのバイトで稼ぎながら白人の会話や取引を盗み聞き、勉強していた。しかし、彼の両親は自分たちが黒人であることに可能性を見出せないでいた。
その価値観はギャレットが成人して結婚してからも多くの黒人の中に根強く残っていた。ギャレットは起業して資金を貯め、白人用のアパートを買取り経営を始めるつもりだったが、妻・ユーニスの父親は不動産屋になろうとするギャレットを馬鹿にしていた。
ユーニスの紹介で資産家のジョー・モリスと面会するが、ギャレットはジョーのプレイボーイな性格を好きになれず、不動産投資の話をする前に帰ってしまう。
ギャレットは経営するビルを探すが、どれも高価で手頃な物件は少ない。
不動産会社のバーカー&アソシエイツに共同出資を持ちかけるが、一蹴されてしまう。
ギャレットはその足で銀行に向かい、バーカーの紹介と偽って銀行の責任者と面会する。
その夜バーカーから連絡があり、銀行の融資が決まった事を告げられる。
ビルは無事改修され、見事に満室になった。
ギャレットの才能を見込んだバーカーは共同経営の話をギャレットに持ちかける。
しかし経営が軌道に乗った矢先、バーカーが病気で亡くなってしまう。
バーカーの妻はギャレットに冷たく、共同経営者にもかかわらず、彼の取り分は25%しかもらえなかった。
経営難に陥ったギャレットは、ジョーに助けを求める。。。
感想と評価(ネタバレ含みます)
監督は「オーシャンズ12」で脚本を担当していた「ジョージ・ノルフィー」。
W主演は「アベンジャーズ」でも共演経験がある「アンソニー・マッキー/サミュエル・L・ジャクソン」が演じている。
特にマッキーは、自信が主演した「ブラックパンサー」について「あれほど人種差別的なスタジオはない」とのコメントを残しており、人種差別問題への関心が深い人物と思われます。
【以下、ヤフーニュース:7/13(月)12:05配信からの抜粋】
俳優アンソニー・マッキーは、自身が出演するマーベル・シネマティック・ユニバースの制作現場がプロデューサーからアシスタントに至るまで全員白人であったにも関わらず、『ブラックパンサー』のときだけ一斉に黒人を雇う同スタジオの対応ほど人種差別的なことはない、と語った。
そんな彼らがW主演した「ザ・バンカー」はとても見応えのある作品。
序盤から「キャットアイ」のメガネ(両端が釣り上がった形のメガネ)をかけた白人のお婆さんが人種差別発言を連発し、凝り固まった当時の黒人差別思想を体現しています。
他にも共同経営者だったバーカーの妻は、当然のように黒人のギャレットの取り分を値切りました。
ですが、差別に逢いながらもギャレットはそれに関して文句を言いません。
耐え忍び、チャンスを待ちます。
ダウンタウンの超一等地のビルを購入して大富豪になった(アメリカンドリームを叶えた)彼は、地元の銀行に目を向けます。黒人は銀行から融資が受けられず、経営が難しい店がいくつもありました。
それを銀行を買収することで、黒人たちにも自由に融資が出来る様に変えようとしたのです。
結局白人の妨害でギャレットとジョーは刑務所送りになりますが、果敢に立ち向かった姿はとても勇敢で感動しました!
近年Black Lives Matterが取り上げられる機会も多いので、ぜひ一度ご覧ください。
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