【Netflix/アニメ】憂国のモリアーティ❹「希少な種」(2020年公開)
【憂国のモリアーティ❹】
ジャンル
アニメ/サスペンス/ミステリー
こんな人にオススメ!
- シャーロックホームズが好き!
- ダークミステリーが好き!
- 復讐劇が好き!
- 「新世界の神」になりたい人!
評価
★★★★☆☆☆
貴族と庭師、格差が人の生き死にをも左右する時代だった事がよくわかる内容でした。
ストーリー自体は大きな進展がなかったので、この評価です。
あらすじ
【憂国】・・・国の現状や将来について心を痛めること
コナン・ドイルの小説「シャーロック・ホームズ」で、ホームズの最大のライバルとして登場する「犯罪卿」モリアーティ教授。
彼の視点から見たイギリスと、彼を取り巻く人たちの物語。
回想シーン↓
庭師のバートンと妻のミシェルは、熱を出した子供を自身が仕えるベルファー子爵に見殺しにされる。
ウィリアムは大学の数学教師としてダーハム(DURHAM)という村へ居を構える。
家へ向かう途中、貴族に恨みを持つミシェルとすれ違う。
帰宅すると、領主のベルファー子爵から食事の誘いが来ていた。
アルバート・ルイスも含めた3人で出向いた子爵邸で、子爵が自慢する植物園とそれを管理するバートンを見かける。
子供を失ってから、ミシェルとバートンの生活は荒みきっていた。
酒場で悩むバートンに、ウィリアムは声を掛ける。。。
感想と考察(ネタバレ含みます)
今回も、階級特権の歪みが色こく描写されていましたね。
特に、子爵のこのセリフ。
- 「貴様ら下等種がどうなろうと知ったことではない。」
- 「腕は認めているが、これ以上ワシを煩わせるのなら。。。」
- 「身分の低いものが汗水流すことで、尊い種が花を咲かせる。」
つまり、「仕事はさせるがそれ以外は関わらないし、それが当たり前だ」= バートン達を道具としてしか見ていない証拠ですよね。
しかも、子爵家でしか働いたことのないバートン達は、他に働き口も頼れる人もいません。絶望です。
ですが、それがまかり通っていたのが19世紀末のイギリスです。
そして自身を「希少な種」に例える子爵。。。
救いようのない馬鹿な考え方で、どう考えても非人道的ですが、当時のイギリスでは本当にあった話らしいです。
改めて、権力って怖いですね。
そんな子爵が、「希少種」として植えたグレープフルーツと、命を救うはずの薬の飲み合わせで殺されてしまう。。。
皮肉ですね。
「希少な種」はそれを支える「庭師」がいないと枯れてしまう。
貴族が栄えているのは、貴族に仕える人や、街の人々があってこそ。
それを現代の僕たちの生活に置き換えると、「周りの人への感謝」「恩を忘れてはいけない」という教訓になります。
日々、周りの人に支えられている事を忘れてはいけないと思った回でした。
ちなみに、ベルファー子爵がウィリアム達に敬語だったのは階級の関係です。
ベルファーは子爵、ウィリアムは伯爵なのでウィリアム達の方が上なんです!
詳しい階級一覧は目次の「階級一覧」で確認してください!
そして、ウィリアムが数学教授として赴任しましたね!
シャーロック・ホームズでも彼は大学教授として登場するので、舞台が整いつつある印象です!
赴任した目的はまだ明らかにされていなので、次回のストーリーは要注目!
しかも3兄弟揃って居を移しているので、大きな事件の予感がします!
階級一覧
- 公爵(Duke)
- 侯爵(Marquess)
- 伯爵(Count) ←モリアーティ家
- 子爵(Viscount)
- 男爵(Baron)
- 準男爵(Baronet)
- 騎士(Knight)
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